【JRバス関東】仕事は可能?高速バス「グラン昼特急」で試してみた!

去る2023年5月─────
埼玉に住む僕は京都に向かう計画を立てていました。

本メディアの運営会社でもある株式会社ジェネスティコンサルティングはIT業スタートだったのですが、ここ数年レンタルスペースやら民泊事業やらいろいろ始めており、社員は民泊物件を格安で利用することができるのです。

いきなり会社の宣伝おっぱじめましたが、あんま続けると戻るボタン押されそうなのでこれ以上は別の機会にとっておくとします。
まあ要は安く民泊使えるし「いっちょ泊めてもらおう」と思ったわけです。

4泊5日の申請も通り「あとは準備だけや」というとこまで来たんですが、ふと気付きました。

4泊って─────けっこう有給もってかれるな───────────────

目次

移動日に有給使うのもったいなくない?

埼玉から京都に向かおうと思うと大体下2つのどっちかになると思います。

①新幹線
 早い。2時間強で着く。自由席で 13,000円 ぐらい。

②高速バス
 安い。3列独立シートのバスで 6,500円 ぐらい。8時間ぐらいかかる。

5日の旅程のうち、移動が入る日を除くと丸々自由に使えるのは3日となります。
とくに初日なんて早起きして新幹線を使ったとしても京都に着くのは昼前。
しかも利用する民泊のチェックインは15時なので4泊分の荷物の扱いが非常に面倒です。
ロッカーに預けるのも取りに行くのも面倒ですし、持って歩くのもしんどい。

精神的にも肉体的にも重荷を背負って観光するのに有給使うのはちょっと尺です。
うまいこと言ってしまいましたが有給消費的には何もオイシイことはありません。

最初、長いことバス乗るのはきついので新幹線で行こうと思ったのですが、バスの乗車時間 8時間 を見て気付きました。

勤務時間と一緒やないか・・・・・・・・・・・・・・・!
バスの乗車中に仕事をすれば有給使わんでええやん!!!

高速バスって読んで字の如し高速道路走るから道もまあまあ安定してるしパソコン仕事もいけるのでは!?

閃いた僕はJRバスの「グラン昼特急5号」という昼行のバスを予約。

夜行はもう若くはない僕の体に深刻なダメージを与えますし、そもそも仕事に向かないので昼行をセレクトしました。
(前夜行使ったら膝いわして足引きずりながら観光した)
しかも旅程がいい感じで、東京駅を9時頃に出発し、京都到着は17時頃。

ええやん!ええやん!普通に勤務するのと大差ない時間帯やん!
バスの休憩が合計約1時間入るので、8時間の勤務には少し足りませんが、1時間有給使うだけなら軽い軽い!
(ジェネスティコンサルティングでは有給を1時間単位で使えるのです)

完璧なプランを立ててしまった~~!

いざ、乗車

というわけで初日の朝です。

バスを待つため朝8時半頃に東京駅に着きました。

東京駅って何度行っても迷うので時間に余裕を持って着くようにしたのですが、杞憂でした。
JRバス関東の高速バスのりばはとても分かりやすい場所にあり、八重洲口方面の改札から出ることができれば問題なくたどり着けると思います。

バスのりば・おりばのご案内 – ジェイアールバス関東

のりばの前には待合室がありました。

“JR” が隠れてますが間違いなくここです

待合室の中にはチケット売り場、コインロッカー、清潔なトイレ、軽食が買える売店がありました。

ランチパックの自販機が嬉しい

そうこうしている内にバスが来たので、大きな荷物は預けてバスに乗り込みます。

写真を撮り忘れてしまい外観をお見せできないのが心苦しいですが、グラン昼特急の車両は2階建てです!

中からの写真は撮ったよ

この日の席はひと月前に予約したのもあり、2階の一番前を抑えることができました。

ほぼはとバス

バス前方を見渡せるのは結構楽しかったです。
高速道路に乗るまでは都内の景色が楽しめます。

ぼんやり外を見てる内にバスは新宿バスターミナルを経由し、いよいよ高速道路に乗りました。

「さあ、そろそろでも仕事しますか…..ね…..」
とパソコン一式を収めたブリーフケースを取り出すとこまではよかったんです。
マウスに各種充電ケーブル、ACアダプターもしっかり持ってきていましたので、

ACアダプター挿せないことに気づくまではバッチリでした(o^∇^o)

コンセントあると思ってたんです・・・

電源あるにはあったんですが、USBで給電するタイプでした・・・・・

予約時にコンセントが有る旨を確認したはずなんですが、今JRバス関東のサイトを確認したところ、設備欄には下記の記載が。

プライベートカーテン
コンセントまたはUSBポート
スリッパ
Wi-Fi設備

ジェイアールバス関東株式会社HPより

「または」の方に当たっちまった・・・・・・・・・・・・

コンセントを挿すところがないため、パソコンバッテリーが切れる恐怖に怯えながらの仕事開始です。
電源切れる寸前まで作業するのはやめておくとしても、常にソワソワします・・・・・トイレ近くなっちゃうよ・・・・・・

気を取り直して仕事に取り掛かる

思わぬ形で時間制限を設けられましたが、気を取り直して仕事します。

「高速道路の上走るならあんまガタガタせんのでは?」的なことを上に書きましたが、当てが外れた時のために事前にタスクを調整し、エクセルファイルを開いて値をコピペする作業を固めておきました。

路面ガタガタによりタイプミス頻発、みたいな事態を避けるための工夫です。
今度こそ大勝利だろこれ。

飛び跳ねるマウスカーソル

さながらダンスフロアですわ。
カーブこそ少ないものの、車両が高速で走る高速道路は路面のガタつきを超拾います
なのでマウスだろうとタッチパッドだろうと指が半端に接触し、マウスカーソルがどっか行きます。
カーソルどこー(´・ω・`)

バスに乗り始めた辺りから「まあこうなるやろな」と思っていたのですが、普段車に乗らないことが災いしてか、乗車前は考えが及ばず・・・・
(実際に試さないことには分からなかった気もしますが・・・)

というわけで、マウスカーソルを操りセルの値をコピペするような作業とは相性最悪です。
/(^o^)\ナンテコッタイ

一方で、文章入力など主にキーボードを使う作業はいけそうでした!

実際、同じバスでずっとパソコンを使っているお客さんがいらっしゃったのですが、チラ見したところその方はずっとチャットをしているようでした。
(バッテリーどうしてたんや?)

あと、もう1つ難点がありまして、

Wi-fiとてもおそい

すごい遅い・・・

新幹線でもあることなので覚悟してましたが、30KBのエクセルファイル1つ落とすのに体感30秒ぐらいかかります・・・
あと一定時間毎に再承認が必要なタイプでこれも煩わしい・・・

無料Wi-fiなので仕方ありませんが、ネットワーク速度が必要な仕事は諦めたほうがよさそうです。

さようならバッテリー

3時間半ほど粘ったところでバッテリーの残量が5%を切ってしまいました・・・・・・・・
保存できぬまま電源落ちることがないよう [Ctrl]+[S] を10回ぐらい押して作業終了です・・・・・・・・
有給を5時間使う必要があります・・・・・・・・・・は、半端~~~~~

“昼行バス” を楽しむことに

気持ちを切り替え、バス乗車を楽しむことにしました。

基本的に高速道路なので景色の代わり映えはしないと思っていたのですが、2階建てバスなので案外遠くまでよく見えます
最前列なのも良かったです。

不思議な形のICを見たり、バイカーさんを見たり、関東であまり見ない山あいの景色を楽しんだりと意外とエンジョイできました。
夜行バスだとカーテンが締め切られて外の様子が伺えないので、昼行バスのメリットですね。

あと昼行のメリットがもう1つあって、休憩で立ち寄るSA・PAのお店が開いてます
割りと最近夜行バスに乗ったのですが、立ち寄ったSAはコンビニぐらいしか開いてなくて、なんだかもったいない思いをしたことを覚えています。
(ちなみにこの時はコンセント車両でした ( ;ᯅ; ) )

でも昼のバスなら大丈夫。
ご当地の軽食摂るのもお土産選ぶのもやりたい放題ってわけよ!
(休憩は大体30分ぐらいなので限りはありますが)

あと、これは僕だけかもしれない昼行バスのメリットなのですが、夜行バスみたいに目的地に着いたら朝!一日が始まる!というパターンではないので、ガッツリ寝る必要がなく、体が痛くならなかったです。
ちょくちょく昼寝はしましたが、休憩が1時間半に1回とかなので体が痛くなる前に足腰を伸ばせるのでノーダメージでした。やったぜ。

そういうわけで、「昼行バスって楽しいな」なんて考えながら、

足柄サービスエリアでたたずむバルタン星人を見たり、

パーキングエリアなのに忍者を推しまくる甲南パーキングエリアで、

「甲」の形のアンテナ的なのを見たり、

地域食材を活かしたメニューが楽しめる道の駅「もっくる新城」でいちごのアイスクリームを食べたりしてるうちに、

京都に着きました。
写真撮り忘れたので締まらない。

京都駅のバスターミナルも京都駅の眼の前で、駅まで地味に距離があって荷物運ぶのが大変、とかはありませんでした。
道の混雑で到着が30分ほど遅れたものの、とっても快適なバス旅だったと感じました!

まとめ

最後に諸々まとめると、以下のようになるかと!

  • 高速バス内で仕事するのはきつい
    タイピング系ならいけるかも。
  • 昼行バスは休憩で寄るSA・PAのお店が開いてて楽しい
    JRバスは道の駅も対象になる場合があるので更に楽しい。
  • 昼行バスは夜行ほどつらくない
    カーテンが開いていて景色が見えるし無理に寝なくてよいので乗車ストレスはかなり少なかったです。

というわけで、高速バスで仕事をするという当初の目的は果たせませんでしたが、昼行バスの良さがいろいろ見えた結果となりました!
「安いのはいいけど夜行はちょっと・・・」という方は一度試してみてはいかがでしょうか?
僕は次も使ってみます!
帰りは新幹線のハイブリッドにすれば楽だし!

では!

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この記事を書いた人

趣味 : 物件探し
得意 : いい物件を探すこと
一言 : 引っ越して~~~~

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