書籍『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』を読んで考えたこと

ジェネスティコンサルティングでは「自由な働き方」を推進しています。
今回はその活動の一環として、書籍『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』を読みました。

本書は、場所や時間や仕事に縛られず好きなことを中心に生きる「モバイルボヘミアン」とは何かとその実践方法について、
著者の2人のこれまでの人生をベースに書かれたものです。

ジェネスティとして今後の「自由な働き方」を考えていていく上で大変参考になる内容でしたので、
本記事では本書の内容と働き方について考えたことを書いていこうと思います。

目次

「モバイルボヘミアン」とは

本書の中心となる「モバイルボヘミアン」とは何かについて説明します。

モバイルボヘミアンとは、「モバイル」と「ボヘミアン」を掛け合わせた言葉です。

「モバイル」とはモバイルテクノロジーを意味します。

「ボヘミアン」は社会の規範にとらわれず自由で放浪的な生活をする人のことを指し、
さらにこれに著者は「古い慣習に囚われすぎずクリエイティブな思考を持つ人」、「世の中に流されずに自分の心や信念に従って生きている人」を加えて解釈しています。

つまりモバイルボヘミアンは、
「モバイルテクノロジーを駆使し、仕事のためだけに生きるのではなく、好きなことを中心に据えながら、旅するように働き、暮らす、自由な生き方をする人」のことを指します。

また本書では、「自分らしくいられる時間をできるかぎり長く持つための方法」「仕事、表現、生活のクオリティを極限まで引き上げるための考え方」とも述べられています。

「モバイルボヘミアン」になるには

どうしたら「モバイルボヘミアン」として、働く場所や時間から解放され自由に生きることができるのでしょうか。
ここでは、「モバイルボヘミアン」になるための条件を紹介します。

専門スキルを身に着ける

まず一つ目は、だれから見ても「何者か」として認識してもらえるような専門性を身につけることです。

著者の2人もモバイルボヘミアンとして生きる前は、会社員として15年~20年ほど働いていました。
その期間の中でモバイルボヘミアンとしての生活を根底から支える専門スキルを身に着けたといいます。

今いる場所で学べる「専門スキル」を徹底的に身に着けることが、新しい世界に踏み出す基礎体力になると本書では述べられています。

オリジナルコンテンツを突き詰め、SNSで発信する

二つ目は、「人生でもっとも多くの情熱、時間、そしてお金を投資してきたこと」を突き詰めることです。
仕事につながるかつながらないかは関係なく、熱狂できるコンテンツを突き詰めることが重要だといいます。

熱狂できるコンテンツは、周りから「もっと頑張れ」と言われなくても高い集中力を保ったまま継続できます。
その内容をSNSを通じて発信することで、人が振り向くようなオリジナルコンテンツとなり、唯一無二の市場価値が生まれいつか仕事に繋がると述べられています。

実際、著者の2人も幼少期から好きだった「魚釣り」や「食べること」を突き詰めた結果、雑誌の連載やアンバサダーの仕事など現在の仕事に繋がっているようです。

専門スキル×オリジナコンテンツで自分だけの価値を作り上げる

モバイルボヘミアンとして生きるために重要なのは、自分が持っているスキルやコンテンツを「掛け合わせる」ことだと本書では述べられています。
これまでは、一つのことを突き詰めることがいいとされてきましたが、これからは組み合わせがオリジナリティを生み出す時代です。一つのことを極めるよりは、自分が持っているスキルやコンテンツを掛け合わせることでオリジナリティが高まり、市場価値に繋がっていきます。

著者も「ニュージーランドの湖畔の森」で行う「フライフィッシング」「登山」「自給自足」というオリジナルコンテンツと、アーティストプロデューサーで培った専門スキルを掛け合わせ、オリジナルの市場価値を生み出しています。

「専門スキル×オリジナコンテンツ」で自分だけの価値を作り上げることで、会社以外に複数の収入源を得ることになり、
その結果、働く場所や時間から解放され、好きな仕事を中心に生きていくことが可能になると本書では述べられています。

ジェネスティで「モバイルボヘミアン」のように働くには

モバイルボヘミアンとして生きるためには「専門スキル×オリジナコンテンツで自分だけの価値を作り上げる」ことが必要で、オリジナルの市場価値を生み出した結果、それが仕事となり、働く場所や時間からの自由を獲得できると説明しました。

では、会社員としてモバイルボヘミアンのように生きるにはどうすればいいのでしょうか。
ジェネスティの社員として考えたことを書いていきます。

専門スキル:エンジニアの技術を磨く

モバイルボヘミアンの条件の一つに「専門スキル」を身に着けることがあります。
ジェネスティの本業はエンジニアです。
エンジニアの技術を磨き、だれから見ても「何者か」として認識してもらえるような状態になれば「専門スキル」が身に着いたといえると思います。
その過程で在宅勤務やフルリモートワークが可能となり、「働く場所の自由」が獲得できます。

オリジナルコンテンツ:会社の事業を通して見つける

モバイルボヘミアンのもう一つの条件として、「専門スキルとオリジナルコンテンツを掛け合わせる」があります。
専門スキルは、エンジニアとして働く過程で身につくものです。
一方で、私自身が本書を読んで感じたことですが、個人がオリジナルコンテンツを見つけ仕事になるレベルまで突き詰めることは難しいことだと思います。

では、どうすればいいか。
私は、ジェネスティのエンジニア事業以外から「オリジナルコンテンツ」を見つけるのもありだと考えています。
ジェネスティはエンジニア事業以外にも、民泊やレンタルスペース、メディア事業など様々な複数の事業展開をしており、今後も増えていくことが予想されます。
それらの事業の中から興味のある事業を探し挑戦することで、自身のオリジナルコンテンツに昇華できると思います。
そして、エンジニアとして身に着けた専門スキルを組み合わせることで、オリジナルの市場価値をジェネスティの社員として生み出せるのではないでしょうか。

現在はジェネスティ社員の業務の殆どはエンジニア業務ですが、例えば将来的にはエンジニア業務8割、その他の事業2割のようにエンジニア業務以外にも社員がチャレンジできる仕組みができれば面白いなと思いました。
(実際に、就業時間の約2割を目安として自部署以外での業務を経験できる、「社内副業制度」(KDDIの例)を導入している企業もあるようです。)

終わりに

今回は「自由な働き方」について学ぶために、『モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには』を読み、その内容と考えたことをまとめました。
働き方について深く考えることがこれまでなかったので、とてもいい機会になりました。
今後も定期的に書籍を通じて、「自由な働き方」についての知見を深めていこうと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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